水は私たちの生活に欠かせない資源ですが、地球上で人間が使える水はわずか0.01%にすぎません。水不足や水質汚染の問題は、日本だけでなく世界的な課題となっています。
節水をすることで、水道代の節約はもちろん、水資源の保全やCO₂削減にも貢献できます。しかし、節水と聞くと、不便な生活をイメージしてしまう方も多いのではないでしょうか。
実は、節水はそんなに難しいことではありません。家事の中でできる簡単な節水方法がたくさんあるのです。
この記事では、家事のシーン別に節水方法をご紹介します。お風呂、洗濯、キッチン、トイレ、雨水タンクの利用など、普段の水の使い方を見直すだけで、大きな節水効果が期待できます。節水のコツを知って、快適な暮らしと環境保護に役立てましょう。
お風呂での節水方法
お風呂は、家庭で一番多くの水が使われている場所です。一般的なお風呂の水量は約180リットルで、これは2リットルのペットボトルを90本分も使っていることになります。お風呂での節水方法は、以下のようなものがあります。
- シャワーと湯船どちらが節水かを考える
- 節水シャワーヘッドを使う
- 風呂の残り湯を洗濯や掃除に使う
シャワーと湯船のどちらが節水になるかは、使う時間や人数によって変わります。一般的には、シャワーは1分間に約12リットルの水を使います。湯船は約200リットルの水を使いますが、家族で共用することができます。したがって、3人以下ならシャワー、4人以上なら湯船+シャワーが節水になります。ただし、シャワーを使うときは、体や髪を洗っている間は水を止めるようにしましょう。また、湯船を使うときは、残り湯を二次利用するようにしましょう。
節水シャワーヘッドは、水の出る穴に工夫がされていて、水の量を減らしながらも水圧を高めることができます。節水シャワーヘッドには、手元に止水スイッチがついているものもあります。これを使えば、シャワーを止めるのが面倒なときでも、簡単に節水できます。節水シャワーヘッドを使うことで、水の使用量を30%から50%も減らすことができます。
風呂の残り湯は、洗濯や掃除に使うことができます。洗濯に使う場合は、洗いとすすぎの1回目までにしましょう。2回目のすすぎを水道水にすることで、残り湯に含まれる汚れを落とすことができます。掃除に使う場合は、床や窓などを拭くときに使いましょう。残り湯には石鹸分が含まれているので、汚れを落としやすくなります。風呂の残り湯を再利用することで、約90リットルの節水ができます。
洗濯での節水方法
洗濯は、お風呂に次いで多くの水を使っている家事です。一般的な洗濯機の水量は約100リットルで、これは2リットルのペットボトルを50本分も使っていることになります。洗濯での節水方法は、以下のようなものがあります。
- 節水型洗濯機を使う
- 洗濯物の量や汚れ具合に合わせて水量や洗剤を調節する
- 洗濯物を干すときに水を切る
節水型洗濯機は、通常の洗濯機よりも水の使用量を約40%も減らすことができます。節水型洗濯機には、水の循環機能や蒸気洗浄機能などが搭載されていて、少ない水でも洗濯物をきれいに洗うことができます。節水型洗濯機を使うことで、年間約10,000リットルの節水ができます。
洗濯物の量や汚れ具合に合わせて水量や洗剤を調節することも、節水に効果的です。洗濯機には、水量や洗剤の目安が表示されているので、それに従って設定しましょう。洗濯物が少ないときや、あまり汚れていないときは、水量や洗剤を減らすことができます。逆に、洗濯物が多いときや、とても汚れているときは、水量や洗剤を増やすことができます。水量や洗剤を適切に調節することで、水の無駄遣いを防ぐことができます。
洗濯物を干すときに水を切ることも、節水に役立ちます。洗濯物を洗濯機から取り出すときに、しっかりと水を絞るようにしましょう。洗濯物に残った水は、洗濯機の中に戻すか、バケツなどに集めておきましょう。洗濯物から切った水は、掃除や植物の水やりなどに使うことができます。洗濯物を干すときに水を切ることで、約10リットルの節水ができます。
キッチンでの節水方法
キッチンは、お風呂や洗濯に比べると水の使用量は少ないですが、毎日の積み重ねで大きな節水効果が期待できます。一般的なキッチンの水量は約30リットルで、これは2リットルのペットボトルを15本分も使っていることになります。キッチンでの節水方法は、以下のようなものがあります。
- 食器洗いは食洗機を使う
- 野菜や果物を洗うときはボウルに水を張る
- 調理器具や食器を洗うときは水を止める
食器洗いは食洗機を使うことで、節水になります。食洗機は、手洗いよりも水の使用量を約70%も減らすことができます。食洗機には、水の噴射や回収の機能が備わっていて、少ない水でも食器をきれいに洗うことができます。食洗機を使うことで、年間約5,000リットルの節水ができます。
野菜や果物を洗うときは、ボウルに水を張って洗うことで、節水になります。水道から流しっぱなしにすると、約10リットルの水が無駄になります。ボウルに水を張って洗うことで、約1リットルの水で済むようになります。ボウルに張った水は、植物の水やりや掃除に使うことができます。
調理器具や食器を洗うときは、水を止めることで、節水になります。水道から流しっぱなしにすると、約20リットルの水が無駄になります。水を止めることで、約5リットルの水で済むようになります。水を止めるときは、水栓に節水型の水栓を取り付けると便利です。節水型の水栓は、水の出る量や温度を調節できる機能がついています。
トイレでの節水方法
トイレは、毎日何度も使う場所なので、節水に効果的です。一般的なトイレの水量は約10リットルで、これは2リットルのペットボトルを5本分も使っていることになります。トイレでの節水方法は、以下のようなものがあります。
- 節水型トイレを使う
- 小用と大用で水量を変える
- トイレのタンクにペットボトルを入れる
節水型トイレは、通常のトイレよりも水の使用量を約50%も減らすことができます。節水型トイレには、水の噴射や吸引の機能が備わっていて、少ない水でも便器をきれいに洗浄することができます。節水型トイレを使うことで、年間約10,000リットルの節水ができます。
小用と大用で水量を変えることも、節水に効果的です。トイレには、小用と大用のボタンがついているので、それに従って水を流しましょう。小用のときは約4リットル、大用のときは約6リットルの水を使います。小用と大用で水量を変えることで、約2リットルの節水ができます。
トイレのタンクにペットボトルを入れることも、節水に役立ちます。トイレのタンクには、水を貯めるスペースがあります。このスペースに、水を入れたペットボトルを入れることで、水の量を減らすことができます。ペットボトルの大きさにもよりますが、約1リットルの節水ができます。
雨水タンクを利用して節水する方法
雨水タンクは、雨水を貯めておくことができる装置です。雨水タンクを利用することで、水道水の代わりに雨水を使うことができます。雨水タンクでの節水方法は、以下のようなものがあります。
- 雨水タンクを設置する
- 雨水を洗濯や掃除に使う
- 雨水を植物の水やりに使う
雨水タンクを設置することで、雨水を貯めることができます。雨水タンクには、屋根から雨水を集めるためのパイプや、雨水をろ過するためのフィルターなどがついています。雨水タンクの大きさにもよりますが、約1,000リットルの雨水を貯めることができます。
雨水を洗濯や掃除に使うことで、節水になります。雨水タンクには、水道管とつながるホースがついています。このホースを洗濯機や掃除用のバケツにつなげば、水道水の代わりに雨水を使うことができます。雨水を洗濯や掃除に使うことで、約100リットルの節水ができます。
雨水を植物の水やりに使うことも、節水に役立ちます。雨水タンクには、水やり用の蛇口がついています。この蛇口から、水やり用のバケツやじょうろに雨水を汲むことができます。雨水を植物の水やりに使うことで、約10リットルの節水ができます。
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この記事では、家事のシーン別に簡単にできる節水方法をご紹介しました。お風呂、洗濯、キッチン、トイレ、雨水タンクの利用など、普段の水の使い方を見直すだけで、大きな節水効果が期待できます。節水をすることで、水道代の節約はもちろん、水資源の保全やCO₂削減にも貢献できます。
節水のコツを知って、快適な暮らしと環境保護に役立てましょう。


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